001で、
「この世界は、完全な無人の、自動運転の世界である」
ということを、実験という形でご確認いただきました。
次にお話しさせていただく、
「この世界は、あなたの意識の中に存在している」
ということもまた、実際に実験で確認することのできる、確かな事実です。
その実験はとても効果が高く、人によっては、他の理屈が一切必要ない、根本的で、全面的な理解に至ることもできるほど、インパクトの大きなものです。
ただ、効果が高い分、とても繊細で、丁寧な確認が必要となるため、残念ながら文面でお伝えすることができません。
ですが、それは客観的に確認することのできる、紛れもない事実ですので、ここでは、大切なお話の前提として、
「それだけの確かな真理なのだ」
という結論の部分だけ、できる限り素直に受け取ってください。
「世界は意識の中に存在している」が意味すること
この世界は、確かに、あなたの意識の中に存在しています。
そして、そのことは、至上の引き寄せの世界を経験していただくために、とても重要なことを意味しています。
それは、001の実験の最後でお伝えした、
「あなたは、体=この世界の中で引き寄せに奮闘する個人、ではありえない」
ということです。
そのことを、しっかりと、深く理解していただくことが、至上の引き寄せの世界を経験するための、最も重要な土台となります。
ここまでにお話ししてきたことも含め、ここで、
「あなたが、この世界の中にいる体ではありえない理由」
を、しっかりと確認してください。
この世界の中には誰もいない
この世界は、源泉からやってくるインプットによって、すべてが自動的に動いている、完全な無人の自動運転の世界です。
インプットとなる思考は自動的にやってきて、それに対する反応も、DNAや環境によって形作られたプログラムに応じて、自動的に現れます。
人間は、
- 源泉の分身であり
- 源泉の意図によって自動的に動く、源泉の表現媒体
であって、そこには、
「個別の意志を持って行為をしている個人」
というものは、誰一人存在しません。
ですから、あなたは、この世界の中で引き寄せに奮闘する個人ではありえません。
「あなたの中」にあなたは存在し得ない
この世界は、あなたの意識の中に存在しています。
それは、実験で確認することのできる、確かな事実です。
世界があなたの意識の中に存在しているのであれば、あなたが、その世界の中にいるはずはありません。
「あなたの意識の中に、あなたがいる」
などということは、全くのナンセンスです。
- 「あなたが、世界の中にいる」のではなく
- 「世界が、あなたの中にある」
というのが、真実なのです。
ですから、やはり、あなたは、この世界の中で引き寄せに奮闘する個人ではありえません。
意識の中に、物体は存在し得ない
意識の中という、形のない空間の中に、
「確固たる形を持った物体」
は存在し得ません。
そこに存在することができるのは、
「形を持った物体のイメージ」
であって、
「手で触れることのできる、確固たる形を持った物体そのもの」
ではありえません。
「私は確かに、形を持った物体に、この手で触れている」
と思うかもしれませんが、意識の中という空間に、実体のある物体は存在し得ないのですから、やはり、それもまた、
「形を持った物体に手で触れているというイメージ」
に過ぎません。
つまり、世界とは、
- 「確固たる形を持った、確かな現実」ではなく
- 「あなたの意識の中に浮かび上がっているイメージ」
なのです。
そして、あなたはもちろん、
「あなたの意識の中に浮かび上がっているイメージ」
の一部ではありませんから、あなたは、この世界の中で、引き寄せに奮闘する個人などでは、決してありえないのです。
この、
「あなたは、この世界の中にいる体ではありえない」
という事実の確かな理解が、あなたを、完全なる至福と平安だけが流れ続ける、本来の世界に連れ戻してくれます。
至上の引き寄せの世界を生きられるようになるために必要なことは、その事実と、それが意味する重要な真理を、
「本当に、深く理解すること」
ただそれだけなのです。