002|この世界には完璧性しか存在しない

実験で、確かにご確認いただいたとおり、この世界は、完全な自動運転の世界です。

 

そして、そこでは、

「一つの例外もなく、常に、すべてが完璧に」

動いています。

 

本来のありのままの世界は、完璧性そのものなのです。


論理的な証拠となるお話は、少し長くなりますので、後ほど「引き寄せの真理」のカテゴリーで、じっくりお話しさせていただきます。

 

ここではまず、

「この世界が、あらゆる面で常に完璧である」

ということが、あなたにとって何を意味するのかを、しっかりと理解してください。

最善だけが流れ続ける世界

この世界には、70億人以上の人間が存在していますが、

「本当に実在しているもの」

は、ただ一つしかありません。

 

この世界に存在するものの全ては、その、たった一つの、

「本当に実在している源泉」

から生み出されています。

 

そして、私たちが自分だと思っているその体も含む、その源泉から生み出されたもののすべてが、実験でご確認いただいた通り、

「完全に自動で」

動いているのです。

 

それはつまり、

  • 無数の源泉の分身たちが
  • 大もとである源泉の意図に従って

自動的に動いているということです。

 

  • すべてが源泉の分身であり
  • すべてが源泉の意図で動いている

のですから、そこに「対立するもの」はありません。

 

対立するものがないということは、すなわち、

  • 揺るがすものが何もない
  • 乱すものが何もない

「完全な平安」を意味します。


世界のすべてが源泉なのですから、

「源泉の外側」

という場所は存在しません。

まさに、「ありとあらゆるものが」源泉の中にあるのです。

 

それは、すなわち、源泉には、

「一切、欠けているものがない」

ということです。

 

つまり、源泉は、

  • あらゆるものに満ちていて
  • 完全無欠である

のです。


対立するものがないので、不安がなく、自分を守る必要もありません。

全てに満ちているので、何かが不足する心配もなく、何かを求めて必死になる必要もありません。

 

源泉だけが存在している、本来のありのままの世界の中では、

「完全な至福と平安に満ちた、最善の流れ」

だけが、常に流れ続けているのです。

すでに全てが完璧に成されている

実験でご確認いただいた通り、源泉の表現媒体である体を動かす、思考というインプットは、

「すべて、自動的に」

やってきます。

 

そして、それに対する反応も、その体のプログラムに応じて、

「すべて、自動的に」

現れます。

 

  • いつ、どんなインプットがやってくるかが決まっていて
  • それに対して現れる反応も決まっている

のですから、それは、つまり、

「スタートの時点で、すでにたどり着くゴールが決まっている」

ということです。


例えば、こんな光景を想像してみてください。

 

高さ数百メートル、長さ数キロの、巨大な壁があって、そこに、端から端まで、無数の小さな絵が描かれています。

 

私たちには、その全てを一度に見渡すことはできず、その小さな絵を、一つ一つ順番に見ていくことしかできません。

 

ですから、私たちは、そうやって順番に見て進みながら、

  • すでに見た絵を「過去」
  • 今見ている絵を「現在」
  • これから見る絵を「未来」

と名付けます。

 

そして、

「過去はもう戻れない、過ぎ去ったものであり、未来は未知のものである」

と定義づけます。

 

ですが、

  • 私たちが「過去」と呼んでいる絵も
  • 「現在」と呼んでいる絵も
  • 「未来」と呼んでいる絵も

すべて、最初からずっとそこにあります。

 

  • 「過去」はまったく過ぎ去ってなどいないし
  • 「未来」はまったく未知ではないし

ただ、すべてが、

「今までも、今も、これからも、ただずっとそこにあり続けるだけ」

なのです。

 

私たちが最初の1つ目の絵を見ている、その瞬間にも、

  • 反対側の端の絵は存在しているし
  • その中間のどの地点の絵も

ずっとそこに存在し続けています。

 

にも関わらず、ただ、

「それを端から一つ一つ順番に見ている、小さな存在の私たち」

が、それを勝手に、

「生まれてから死ぬまでの一生」

と呼んでいるだけなのです。

 

実際には、

  • 生まれる瞬間の絵も
  • 死ぬ瞬間の絵も

あらゆる瞬間の絵が、ただ同時にそこに存在しているだけなのですから、言ってみれば、

「すべては、すでに成されている」

のです。

 

しかも、この世界には完璧性そのものである源泉しか存在しないのですから、

「すべては、すでに完璧に・・・成されている」

のです。

 

そして、私たちはただそれを、

「完璧な自動運転で、順番にたどっていっているだけ」

なのです。


  • この世界には、源泉しか存在せず
  • その源泉は、全てに満ちた完璧性そのものであり
  • その源泉によって、すでに完璧に成された全体が、常にそこにあることを知っていて
  • それをただ、自動的にたどっているだけなら

 

一体、何をどう心配することができるでしょうか?

一体、何がどう不足することができるでしょうか?


そのことを、

「あなたが常に知っていたなら」

常に全てに満たされているあなたは、どんな願望も、持ちようがないのです。

 

そして、何よりも大切なのは、そのことを

「常に、完全に理解している」

のが、本来のあなたの自然な状態だということです。

 

唯一の問題は、あなたが、その自然な状態を忘れて、

「知らず知らずのうちに、この完璧な世界に不要な歪みのフィルターをかぶせてしまっている」

ということだけなのです。

 

その不要なフィルターさえ取り除けば、あなたは、本来の世界の、

「至福と平安に満ちた状態」

を、完全に取り戻すことができるのです。

 

  • 世界という、完璧に流れる、完璧に完成された絵を
  • 完全な自動運転の流れに乗って、少しずつ鑑賞していく

という、至福のプロセス。

 

それが、本来の自然な人生というものなのです。


「それが、どれだけ素晴らしいことであるか」

長い間、フィルター越しの世界しか知らずに生きてきたあなたには、まだあまりよく理解できないかもしれません。

 

ですが、それはつまり、

「今の状態からは、想像もできないし、理解もできないほどの、素晴らしい至福」

がこれから、あなたの世界にやってくるということです。

 

ですから、

「今は、想像もできないし、理解もできない」

ということを、大いに喜んでください。

 

そして、

「今にも、あなたの元に自然に流れ込んでこようとしている、最善の流れ」

を、抵抗することなく、ただ素直に受け入れてください。

>> 003|世界は意識の中に存在している


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