引き寄せの真理|007. イメージ

2つ前のページで、至上の引き寄せの世界を経験するために本当に必要なことを、徹底的にご確認いただきました。

その中で一つ、しっかりとご注意いただきたいことがありますので、今日はそれについてお話しさせていただきます。


《検索から来られた方へ》

このサイトの記事は、冒頭でお伝えしている重要な真理を前提としています。

お時間のある方は、こちらからお読みください。(※新規タブで開きます)


「どうやって」至福と平安の世界にとどまるのか?

ありとあらゆる最善が、ただ自然と流れて形になっていくのが、至上の引き寄せの世界です。

 

そこには、あなたの努力は一切必要ありません。

あなたは、ただ心静かに、幸せな気持ちで眺めているだけでいいのです。

 

それはまさに、「完全なる至福と平安の世界」です。


「ただ心静かに、幸せな気持ちで眺めているだけでいい」

というのは、正確な表現ではありません。

 

「あなた」と「あなたが認識する世界」は完全にイコールなので、正確には、

「あなたが、ただ心静かに、幸せな気持ちで眺めていれば」

心静かで、幸せな世界がそこに現れることになるのです。


ですが、そう言われると、まだ〈私〉という幻想が根強く染み付いてしまっているうちは、どうしても、

「どうやって?」

という疑問が湧いてきてしまいます。

 

〈私〉は、

「まずそこに、心静かに、幸せな気持ちで眺めていられるような世界がなければ、それを眺めることはできない」

と主張するので、

「今、実際に目の前にないものを、一体どうやって眺めればいいのか?」

というふうになってしまうのです。

 

もちろん、そのための具体的な方法は、記事の中で合わせてお伝えしていますが、それでも〈私〉はすぐに、

「〈私〉流のやり方」

を編み出してしまいます。

 

そして、〈私〉なりの効果的な方法として、

「完全なる至福と平安の世界をイメージして、幸せな気分に浸る」

ということを始めてしまうのです。

至福の中にとどまることは「至福をイメージすること」ではない

「完全な至福と平安の中にとどまり続ける」ということ。

本当に、ただそれだけが、至上の引き寄せの世界を生きられるようになるために必要なことです。

 

ですが、

「至福と平安の中にとどまる」

というのは、

「至福と平安の世界をイメージして、幸せな気分に浸る」

ということとは全く違います。


この世界は、完全な無人の自動運転の世界だということを、繰り返しお話ししてきました。

 

「無人の自動運転」ですから、そこに、

「自分の意志で何かをする誰か」

は、一切存在しません。

 

では、その「完全な無人の自動運転」の世界の中で、

  • 至福と平安の世界をイメージする人
  • 幸せな気分に浸る人

は一体誰なのでしょうか?


これが、幻想の世界の中で常に起こり続けている、根本的な間違いなのです。

 

〈私〉とは、幻想の世界の中に現れた「行為者意識」のことなので、〈私〉がそこに現れると、すべてが「〈私〉がする行為」になってしまうのです。

 

「ただ静かに在りなさい」

と言われたときでさえ、〈私〉はすぐに「よし、静かに在るぞ」と言って、それを「在る」という行為にしてしまいます。

 

ですが、先ほどもお伝えした通り、この世界には、

「誰かがする行為」

というものは、一切存在しないのです。

 

すべては、ただあなたの意識の中の世界に、

「自然と現れるだけ」

であり、あなたはただそれを、

「自然と認識するだけ」

なのです。

「認識する」とは「すること」ではない

「認識する」というのは、言葉の上では「する」とついているので、「すること=行為」のように思えてしまうかもしれませんが、認識するというのは「行為」ではありません。

 

あなたが、ただぼんやりと外の景色を眺めている時、あなたの視界には、

  • 建物や
  • 車や
  • 木や

など、さまざまなものが映っているでしょう。

 

ですが、「ただぼんやりと」その景色を眺めているだけの時、あなたはそれらのものを、

「認識『している』」

とは感じないはずです。

 

その「認識」は、「ただ自然と起こっているだけ」であり、それはあなたが「していること=行為」ではないのです。

 

これが、本来の自然な「認識」という出来事です。

それは、行為ではなく、「ただ自然と現れている状態」と言ってもいいでしょう。


一方、そこに〈私〉を入りこませてしまうと、私はそこにあるさまざまなものを「認識しよう」として、その「自然な状態」を「〈私〉がする行為」に変えてしまいます。

 

「行為」とは、静かな澄み切った水面を波立たせる障害物の別名です。

そこに〈私〉が現れ、「行為」が生まれた瞬間、あなたが静かにとどまるべき「至福と平安」は、〈私〉の騒々しい波で、すっかり見えなくなってしまうのです。

「とどまろうとする」のではなく「ただ至福と平安で在る」

至福と平安の中にとどまるということは、あなたが「するべきこと」ではありません。

 

〈私〉が、

  • 一生懸命、至福と平安を「イメージ」しはじめ
  • そのイメージの世界の中に浸って、幸せな気持ちを「味わい」はじめていたら

すぐに立ち止まってください。

 

そして、プログラムを受講されている方、されていない方、それぞれに、前のお話の中でご提案した方法で、

「〈私〉のいない、本当の世界の姿」

を確認してください。

 

「〈私〉がいない、水面が波立っていない、静かで穏やかな場所」

それが、あなたがとどまるべき、本当の「至福と平安」です。

 

プログラムを受講し始めたばかりの方や、受講されていない方にとっては、少しつかみにくく、難しいように感じてしまうかもしれません。

 

ですが、それは本当は、あなたの自然な状態なのです。

ただ、間違った習慣が深く根付いてしまっているために、そのように感じてしまうだけなのです。

 

「よくわからない」「難しい」と思ったときにもまた、

「そう言っているのは誰なのか?」

を、しっかりと確認してください。

 

そうやって、〈私〉という間違いを訂正し、排除し続けていくことで、だんだんと、「至福と平安の中にとどまる」ということが、ごく自然なことに感じられるようになっていきます。


あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。

– Clear –


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