本当の「何もしない」とは、行為をしないということではありません。
- 何かをしようとするのも
- 何もしないでいようとするのも
全く同じことで、どちらも「何かをしていること」でしかありません。
本当の「何もしない」とは、
「自分は本当は何もしてはいないのだと知ること」
です。
それを知ってさえいれば、何をしていても、あなたは「何もしていない」のです。
それは、ただ自然に起こっているだけの出来事なのですから、そのことを本当に理解しているならば、その時あなたは「行為者」ではありません。
あなたが行為者ではないなら、あなたはその時、
- 完璧な無人の自動運転の世界に、存在するはずのない「行為者」を存在させてしまう
- 幻想の行為者である〈私〉になりきってしまう
という、
「あらゆる不足と不幸の原因を生み出す、根本的な間違い」
を犯していないということです。
大切なのは、ただそのことだけなのです。
この文章は、Clearという人によって書かれています。
ですが、それは「Clearという人が書いている」のではありません。
Clearという人は、書くという行為の行為者ではありません。
Clearという人は単なる媒体であり、すべては、その媒体を通して、ただ自然に起こっているだけなのです。
ですから、Clearという人は、こうしてたくさんの記事を書き、セッションでお話もしていますが、実際には「何もしていない」のです。
あなたがもし今、
「この文章を読んでいるのは自分だ」
と感じるなら、それは重大な間違いです。
今すぐに、本当のことを確認してください。
冒頭の000からのお話を再度お読みいただければ、この世界の真実をご確認いただけるでしょう。
間違うことが問題なのではありません。
間違いは、きちんと正せばいいだけなのです。
普段、普通に行動している時には、人は、
「自分が〇〇をしている」
などとは思いません。
それは、いちいち四六時中、「自分は人間だ」などとは思っていないのと同じことで、当たり前すぎて、考えさえしないのです。
考えさえしないので、間違いに気づくこともできず、正すこともできません。
ですが、あなたはここで、本当のことを知りました。
ですから、あなたには、「間違っても気がついて正す」ということができます。
それは、とても希少な、大きな価値を持つ出来事なのです。
毎日、事あるごとに、
「気が付き、正す」
という、シンプルなことを続けていってください。
それを続けていけば、間違いに気づく頻度は少しずつ増えていき、それに従って、世界も少しずつ、でも確実に、変化していくはずです。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
– Clear –