前の記事で、
「何もしないでいましょう」
と言いました。
ですが、同時に、あなたは何をしてもいいのです。
この世界は、
- あなたが、自分の意志で何かをしているのではなく
- すべてが、ただそれ自体で自動的に動いていく
完璧な自動運転の世界です。
それを、
- 「この先の道を右に曲がれば、近道になるだろう」とか
- 「もう少しスピードを上げれば、時間に間に合うだろう」とか
あなたが、
- 「自分で考えているつもり」になって
- 「自分で車を運転しているつもり」になってしまうと
それは、完璧な自動運転を邪魔してしまいます。
ですから、自分では何も考えず、自分では何もしない。
そういう一日を過ごしましょう、とお話ししました。
ですが、
「自分は何もしていない」
ときちんと覚えてさえいれば、別に、
- 右に曲がって近道をしても
- 少しスピードを上げても
何の問題もないのです。
なぜなら、あなたがそれを覚えているということは、それは、
「あなたが自分でしていることではなく、ただ自動的に起きていること」
であり、本来起こるべき自然な出来事だからです。
油断して、大切な真理を忘れてしまうと、
- 「こんなことをするのは良くない」とか
- 「これをすべきか、あれをすべきか」
などと言って、幻想の〈私〉という行為者が我が物顔で、
「自分で判断し、自分で行動しよう」
としゃしゃり出てきてしまいます。
必要なのは、ただ覚えていること。
それだけです。
ちゃんとわかっているなら、世界の中のことはどうでもいい。
「どうであっても」いいのです。
表面的な物事に惑わされず、いつも大切な真理を忘れずにいられるよう、日々の実践を続けていきましょう。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
– Clear –