引き寄せの真理|006. 抵抗

引き寄せにおける抵抗とは、

  • 「せっかく願望が実現しようとしているのに、それに反することを考えてしまう」とか
  • 「引き寄せたいけれど、自分には無理なのではないかと思ってしまう」とか

そういったお話ではありません。

 

一般的には、そのように言われているかもしれませんが、そういったことは、

「『本当は常に起こり続けている至上の引き寄せ』を妨害してしまう、幻想の〈私〉の、幻想の理論」

でしかありません。

 

引き寄せにおける唯一の、本当の抵抗とは、一体何なのか?

それを、ここでしっかりと理解してください。


《検索から来られた方へ》

このサイトの記事は、冒頭でお伝えしている重要な真理を前提としています。

お時間のある方は、こちらからお読みください。(※新規タブで開きます)


傲慢な〈私〉の、傲慢な「抵抗」

「引き寄せにおける抵抗とは何なのか」

という疑問への答えとしては、先ほど例に挙げたような、

  • 「せっかく願望が実現しようとしているのに、それに反することを考えてしまう」
  • 「引き寄せたいけれど、自分には無理なのではないかと思ってしまう」

といったことが、正解であるように思えるかもしれません。

 

ですが、そういったお話は、根本的な前提が間違ってしまっているのです。


ここまで、この世界は完全な無人の自動運転の世界だということを、繰り返しお話ししてきました。

 

「完全な無人」なのですから、そこには、

  • 何かを考えてしまう人も
  • 何かを思ってしまう人も

存在しません。

 

この世界の中で「考える」とか「思う」と言われていることは、本当は、

「無限の意識の中に自然と浮かび上がっている、『思考』という現れ」

に過ぎず、それは「誰かが考えたり、思ったりする」というようなものではないのです。

 

真実はただ、

「そこに、そういう思考が現れている」

というだけなのです。


ですが、〈私〉という幻想の行為者をそこに存在させてしまうと、

「この世界では、〈私〉という主体が何かをすることで、何かの出来事が起こる」

という、全くおかしな話が、すべての大前提になってしまいます。

 

だから、

「〈私〉が、引き寄せの流れに反するようなことを考えることで、起こる出来事が変わってしまう」

などという、とんでもない傲慢な考えが、さも正しいことのように、まかり通ってしまうのです。

 

そんなとんでもない間違いを信じてしまっていては、本当の幸せにつながる、本当の引き寄せを経験することはできません。

まずは「傲慢な前提」を正す

「引き寄せにおける本当の抵抗とは何か」というお話をするためには、まず、その傲慢な〈私〉の思い違いをしっかりと正さなければなりません。

 

  • 〈私〉などどこにも存在しないし
  • 存在しない〈私〉が、出来事に影響を与えることなど、あるはずがありません

 

〈私〉というのは、本当は「起こる出来事の媒体」でしかないのですから、〈私〉がどう考えるかによって、出来事が変わったりはしません。

 

「〈私〉が考えている」というその思考自体が、その出来事の一部なのであり、それがどんなものであるかは、

「その出来事が世界に現れたその時点で」

すでに決まっているのです。

 

そこに〈私〉という個人の意思などというものは、一切存在しません。

 

引き寄せが起こるか起こらないかということに、

「私が何をどう考えるか」

などということとは、一切関係ないのです。

引き寄せにおける本当の抵抗とは何なのか

「引き寄せが起こるか起こらないか」

と言いましたが、本当はそもそも「引き寄せが起こらない」などということはありません。

 

引き寄せとは、重力と同じように、

「本来の自然な、完璧性そのものの世界で、常に自然に起こり続けている、ごく自然な作用」

であり、起こったり起こらなかったりするようなものではないのです。

 

ですから、あなたが見ている世界が、

「〈私〉のいない、本来の自然で、完璧な状態」

に戻れば、引き寄せを邪魔する抵抗などというものも、どこにも存在しなくなってしまうのです。

 

ということはつまり、「〈私〉の存在そのもの」が、引き寄せを邪魔する唯一の抵抗だということです。


〈私〉がそこにいるというだけで、完璧な至福と平安の流れが乱されてしまいます。

実際には、〈私〉などというのは幻想に過ぎないので、至福の流れが本当に乱されることなどないのですが、それが本当に乱されたかのように見えてしまうのです。

 

すると、本当はずっと目の前にある完璧な世界が見えなくなってしまい、あなたには、

「引き寄せという、本当は常に起こり続けている、単なる当たり前の自然現象が、起こらなくなってしまったように」

見えてしまうのです。


正確に言えば、引き寄せにおける唯一の抵抗とは、〈私〉という幻想の存在そのものです。

 

ですが、このことを、あえてもう少し、今のあなたにご理解いただきやすい表現でお伝えするならば、引き寄せにおける抵抗とは、

「そのやり方では嫌だ」

ということです。

 

本当は、最善の流れが確かに目の前にあるというのに、そのことを理解できない〈私〉が、

  • 「それは私の思う形ではないので、それでは嫌だ」
  • 「私が思う通りの形であるべきだ」

と言って、最善の自然な流れに、不自然に抵抗しようとすること。

 

それが、静かな水面を波立たせ、そこに映る、

「あらゆる引き寄せが常に完璧に起こり続けている、至福の世界の景色」

を見えなくしてしまうのです。


例えば、北海道に行きたいのに、なぜか車が南へ向かってしまうというとき、

  • 「それは間違っている」
  • 「どう考えても最善とは思えない」
  • 「私が思う通りの最善の形に修正しなければならない」

そう言って、無理やり進路を北へ変えようとするのが〈私〉です。

 

ですが、実際には、車で北へ真っ直ぐ向かうより、南にある空港へ行って、飛行機に乗った方がはるかに早くて快適なのかもしれません。

 

でも、〈私〉は「そのやり方では嫌」なのです。

「自分が思う最善」に沿った形でなければ嫌なのです。

だから、最善の流れに逆らって「抵抗」するのです。

 

だから、〈私〉がそこにいる限り、決して完璧な至福と平安の世界を見ることはできないのです。

〈私〉を信じるか、世界の完璧性を信じるか

とはいっても、それは結果を見てみなければわからないことですから、

「北海道に行きたいのに、南へ向かってしまっている車を、そのままに、安心して眺めている」

ということのためには、この世界の完璧性に対する「信頼」が必要なのです。

 

  • 「〈私〉を信じれば」、あなたは〈私〉になりきって水面を波立たせ、抵抗を生み出すことになります
  • 「世界の完璧性を信じれば」、あなたは、あらゆる最善がただそれ自体で自然と起こる、本当の引き寄せの世界を見ることになります

これは、とても重要な選択です。

 

ですが、あなたには決して、後者を選ぶことはできません。

なぜなら、この世界には、「自分の意志で何かをする行為者」=「何かを選ぶ行為者」は存在しないからです。

 

もしあなたが自分で選ぼうとすれば、そこに、「自分で選ぼうとする行為者=〈私〉」を存在させることになってしまうのです。

 

それならば、一体どうすればいいのでしょうか?

 

その答えは、一つしかありません。

 

それは、

「〈私〉など本当にどこにも存在しないのだ」

という、この世界の唯一の真理を確認し、浸透させ続けること。

ただそれだけです。

 

答えはいつもと同じです。

なぜなら、真理はただ一つであり、すべきことも一つしかないからです。

 

そこに〈私〉を存在させてしまうという、唯一の間違いさえ正されれば、あとは誰も何もしなくても、すべてはただそれ自体で、完璧に流れていくようになります。

「何かをする人」が誰もいなくなるので、すべてはただ完璧に流れていくのです。


あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。

– Clear –


ABOUT US

Clear & Calm(クリア&カーム)
さまざまな誤解を超えた「至上の引き寄せの真理」を伝える、オンライン・カウンセリングルーム。間違った認識のために、引き寄せに悩んでしまっている方のために、あらゆる最善を引き寄せる、本来の自然な引き寄せのサポートをしています。