「現れている概念のまま在る」
ということが、至上の引き寄せを経験するための重要な鍵です。
あなたが現れている概念のまま在るとき、そこに〈私〉が入り込む余地はありません。
そこは、完全なる至福と平安そのものの世界です。
あなたが今引き寄せたいと願っているものは、今あなたの目の前にないものでしょう。
ということは、その願望について考えている時というのが、一体どのような状況なのか、お察しがつくかもしれません。
「ないものを引き寄せようとする」
ということは、現れている概念のまま在るということに反することであり、それは、
「今、目の前に現れているものではない、幻想を生み出すこと」
なのです。
その幻想の世界では、現れている概念のままではない幻想の〈私〉が、現れている概念のままではない願望を追い求め続けます。
そこに入り込んでしまえば、あなたは完全に〈私〉になりきって、山あり谷ありの世界で奮闘することになってしまうのです。
「引き寄せを望んではいけない」
ということではありません。
ただ、〈私〉という間違いを正せばいいだけなのです。
「私が引き寄せを望んでいる」
という間違いを正し、世界をしっかりと意識の内に収めて、
「ただ、意識の中の世界に、〇〇を望むという思考の雲が漂っている」
という本当の事実を、丁寧に確認してください。
あなたが、しっかりと世界を意識の内に収め、その中を漂う雲をありのままに見ている時、あなたは本来の正しい立ち位置にとどまっています。
そこに〈私〉が入り込むことはありません。
やはり、唯一正すべきなのは、
- 願望でも
- 引き寄せたいと思う気持ちでもなく
「〈私〉という間違い」ただ一つだけなのです。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
– Clear –