ここまで、何度も何度も、
「完璧な世界が映し出されている、静かな澄み切った水面が波立ってしまうと、存在しない幻想の世界が見えてしまう」
ということを、繰り返しお話ししてきました。
ですが、本当は、完璧な世界が映し出されている静かな水面が波立つことは、決してありえません。
なぜなら、そこには、「波立つような何か」が存在しないからです。
しっかりと世界を内に収めて、あなたご自身で確認してみてください。
そこには、音や、匂いや、さまざまな感覚という概念が現れているでしょう。
そして、さまざまな形の思考の雲も流れていくでしょう。
ですが、それらの概念が現れているその場所には、「波立つような何か」があるでしょうか?
ご自身で、しっかりと確認してみてください。
もしわかりにくければ、次のセッションで、ご一緒に確認しましょう。
あなたが、波だった水面に映っているように見える、〈私〉の幻想の世界を見ている時、それはただ単に、
「完璧な世界が映し出されている水面が波立ってしまっている」
という思考の雲がそこに流れているというだけのことなのです。
そして、あなたがそれを信じるので、あなたの目には、そういう空想の世界が見えてしまっているだけなのです。
ですが、いかなる場合であっても、それは単に、
「完璧な世界が映し出されている水面が波立ってしまっている」
という思考の現れに過ぎません。
そこには、「波立つような何か」は、一切存在しないのです。
だから、完璧な世界が映し出されている水面が波立ってしまうことも、決してありません。
世界はどんな時も常に、100%完璧でしかありえないのです。
これが、究極の真実です。
このことは、世界を内に収めるというこの大切な実践の中でしか確認することのできないことですから、この貴重な実践の中に、しっかりととどまっていてください。
その究極の真実を、ただひらすら確認し続けていれば、至上の引き寄せの世界はひとりでにあなたの目の前に現れてきます。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
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