このお話は、少しつかみにくい内容かもしません。
プログラム受講者以外の方は、場合によっては混乱してしまうこともあるかもしれません。
ですが、とても重要なお話ですので、あえてパスワードはかけず、皆さんにお読みいただけるようにしたいと思います。
もし難しく感じてしまう方は、いったんそのまま通り過ぎていただいて、また何周目かに戻ってこられたときに、改めて深く読み返してみてください。
あなたにとって最適なタイミングで、必ず完璧な理解がやってきます。
先日の記事で、あなたと、あなたが認識する世界は同じ一つの波だとお話ししました。
あなたと、あなたが認識する世界は完全にイコールであり、一体なのです。
今の時点では、あなたはまだ、多かれ少なかれ、ご自分が〈私〉というこの世界の中でさまざまなことをしている主人公だと信じてしまっている状態でしょう。
ですから、ここではあえて「あなた」という言葉を〈私〉に置き換えてみます。
〈私〉と〈私〉が認識する世界は完全にイコールであり、一体です。
- 何かをしているとき、〈私〉とはそのしている何かであり
- 何かを見ている時、〈私〉とはその見ている何かであり
- 何かを認識している時、〈私〉とはその認識している何かであり
つまり、私とは常に、そこに現れているその「何か」です。
この意識の中のイメージの世界には、常にあらゆる概念が形を持って現れています。
この世界の中に、「全く何もない完全な空白」という瞬間はありません。
つまり、〈私〉とは、
- 常に「何らかの概念であるだけ」であり
- 「無数の概念の連続」でしかない
のです。
概念は、実体を持った実在ではありません。
それは、意識の中の世界にイメージとして現れるだけの、単なる「概念」です。
そして、〈私〉とは、「単なる概念の連続」です。
ということは、〈私〉はどこにも実在しません。
それは本当にただ、単なる概念の連続であるだけなのです。
ですが、あなたは「単なる概念の連続」ではありえません。
あなたは確かに「意識」を持っており、そのあなたの意識の中に、概念の現れである世界のすべてが現れているのですから、あなたはまったく次元の違う存在です。
単なる概念の現れが、
「あなたにはこれが不足しているよ。これを引き寄せないと幸せになれないよ」
と言っている言葉を、なぜそんなにも信用するのでしょうか?
概念の現れが言っていることもまた、単なる概念に過ぎません。
なぜ、それを単なる概念を超えた存在であるあなたが、信じて必死になる必要があるのでしょうか?
そこにそういう概念があるからといって、それが一体何だというのでしょう?
しっかりと、世界を内に収めて、あなたご自身で確認してください。
そこにどんな「信じるべきこと」があるというのでしょうか?
すべては、単なる概念に過ぎません。
そう知って、安心して眺めていてください。
「自分を単なる概念の連続と間違える」などというおかしなことは、もうやめましょう。
あなたは、完全なる至福と平安そのものである、本当の立ち位置にきちんととどまって、
「無限の概念の現れが、どこまでも続いていく世界」
を、ただ静かに眺めていてください。
あなたがそうやって見守っている限り、そこに現れるものの全ては、「完璧性そのもの」であり続けます。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
– Clear –