あなたは、ディズニーランドのプロジェクションマッピングをご覧になったことがあるでしょうか?
シンデレラ城の外壁に、たくさんのキャラクターたちの、様々なストーリーが映し出されます。
例えば、その壁に、シンデレラが映し出されました。
そのシンデレラは、確かにあなたの目に見えていますが、では、
「シンデレラは、どこにいるでしょうか?」
- 壁に映っているシンデレラ
は、単なる映像であって「シンデレラそのもの」ではありません。
- シンデレラが映っている壁
も、もちろんシンデレラではありません。
さらには、
- シンデレラをそこに映し出している、そのプロジェクターも
- 元となっている映像も
どれも「本当のシンデレラそのもの」ではありません。
では、本物のシンデレラはどこにいるのでしょうか?
シンデレラなど、最初から、どこにもいません。
それは、私たちの概念によって作り出された、単なる見かけの形に過ぎません。
シンデレラのみならず、その映像の世界の中に、実在するものなど一つもないのです。
今この瞬間、あなたの目の前に広がっている世界の全ても、それと全く同じです。
すべては、あなたの意識の中の概念によって作り出された、実在しない夢の世界です。
シンデレラと同じように、あなたが引き寄せによって埋め合わせたいと思っている不足や不安や不満もまた、どこにも存在しません。
そこに本当に存在しているのは、静かな澄み切ったスクリーンだけであり、そこに映る夢は、
「あなたがスクリーンを歪ませさえしなければ」
ただそれ自体で、完璧に動いていくのです。
ですから、ただ「スクリーンの中の出来事を変えようとして手を突っ込む」ということをやめましょう。
「目に見えるものはすべて実在する」
という根本的な思い違いをしっかりと正し、この世界の完璧な自動運転を、完璧に信頼していましょう。
今日も思い出すたびに、何度も何度も世界を内に収め直し、そこに現れるさまざまな概念が実体を持ったものではないことを確認しながら、
「至福と平安そのものである、静かな澄み切ったスクリーンだけは、いつも確かに実在し続けている」
ということを、安心して見ていてください。
あなたの世界は、今この瞬間も、至福と平安に満ちた、ClearでCalmな世界であり続けています。
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